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ガルム・ウォーズ

押井守がオールカナダロケで完成させた異色ファンタジー
公開
2016/05/20(金)
レイティング
G
監督
押井守
出演
メラニー・サンピエール、ランス・ヘンリクセン、ケヴィン・デュランド

解説

押井守監督がCGと実写の技術を融合させ、全編をカナダで撮り上げたSFファンタジー。ガルムと呼ばれる部族間の戦いが続く星を舞台に、3人の戦士が自らのルーツを探る旅に出る姿を追う。日本語版プロデューサーはスタジオジブリの鈴木敏夫。制作はProduction I.G。2014年(第27回)東京国際映画祭で上映された「GARM WARS The Last Druid」の日本語版。

ストーリー

遙かなる古代。戦いの星アンヌンにはガルムと呼ばれるクローン戦士が生息し、果てしない争いを繰り広げていた。かつてガルムには8つの部族があり、それぞれ役割に応じて創造主ダナンに仕えていたが、あるときダナンが星を去り、その後の覇権をめぐり部族間で争いが始まったのだ。長きに亘る戦いの末、5部族が絶滅、残ったのは空を制する“コルンバ”、陸を制する“ブリガ”、そして情報技術に長けた“クムタク”の3部族だけとなった。アンヌンに生息するのはガルムの他に、彼らから神聖視される犬・グラと、鳥。ガルムは生殖能力を持つグラや鳥と違い、クローン技術により命をつないできた。たとえ命を落としても、その個体の記憶をクローンの脳に転写することで再生を繰り返し、幾世代も生き延びてきたのであった……。空の部族コルンバの女性飛行士カラは、陸の部族ブリガの兵士スケリグと戦闘中、クムタクの老人ウィドと出会う。やがてウィドが投げかける不可思議な問いによって、敵同士である彼らの間に奇妙な連帯が生じる。創造主にして神であるダナンがなぜこの星を去ったのか。我々ガルムとは一体何者なのか。そして我々は何処から来て何処へ行くのか……。そんな中、カラとスケリグは次第に惹かれ合い、二人はそれまで脳内に生じたことのない感情に戸惑いながらも突き動かされていく。その情動はガルムにおける愛の芽生えであり、またそれは彼らが重大な変化の渦に巻き込まれつつあることを暗示していた。一方、ウィドは絶滅したはずの部族・ドルイドの最後の生き残りであるナシャンを連れていた。ドルイドとは、かつて創造主ダナンの声を伝えたとされる部族。ナシャンに導かれ、カラ、ウィド、スケリグの3人はグラとともに海の向こうの遥か彼方にある伝説の聖なる森“ドゥアル・グルンド”を目指す旅に出る。自らのルーツを探り、ガルムの真実を知るために……。だが、それは彼らの神の怒りに触れる行為であった……。

キャスト

メラニー・サンピエール、ランス・ヘンリクセン、ケヴィン・デュランド


スタッフ

監督:押井守

作品データ

製作年
2016年
製作国
日本 カナダ
配給
東宝映像事業部
上映時間
93分

[c]I.G Films

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS